2016年6月2日木曜日

負圧計の製作

こんにちは。kohtaです。
今回は自動車用の負圧計を作ったというお話です。

エンジンのインマニ圧知りたくないですか?
インマニ圧が判れば、低燃費運転も楽にできます。やらんけどな。
微妙な上り坂で定速巡航するとき、ギアを下げるかどうか迷いません。値が低い方を選べば低燃費で登れます。

秋月に負圧型の気圧センサがありました。
これを使えば、エンジンのインマニ圧を測定できそうです。
用途外でしょうから寿命が気になりますが…。
ディスプレイはキャラクタLCD互換の有機ELモジュールを使います。

センサを小さなケースに納めます。
センサとディスプレイは分離します。

ディスプレイの箱を3Dプリンタで作ります。

表面がザラザラですので、パテ持って削って綺麗にします。
そして艶消しの黒で塗装します。

同時に基板を作ります。

基板と有機ELモジュールは、3Dプリントしたスペーサで繋ぎます。


ビスは2本しか使わない設計にしました。

基板に部品を実装していきます。

ボタンも作りました。

マイコンATMEGA88を使います。
基板の機能は、
・ディスプレイ
・アナログ入力×2
・デジタル入力×1
・スイッチ×1
といった所なので、プログラムを替えれば負圧計以外にも使えます。
というか汎用性を狙って作りました。

基板に載っているLEDは外から見えません。デバッグ用です。
回路図は気が向いたら挙げます。

有機ELモジュールは日本橋で買ったものです。
キャラクタLCDより見やすいはず。


ケースに収めてみた。
エンジン始動時、バッテリ電圧が7Vぐらいまで下がる時があるっぽいので、
5Vの3端子レギュレータをLDOにしました。

蓋を閉めるとこのようになります。

完成か?

ケースの下のスリットに折り曲げたアルミ板を挿入して、「足」にします。

インテークマニホールドに繋がっているホースを切って分岐してセンサに繋ぎます。
変な配管切ったらあかんよ。

途中にはエアフィルタ代わりに燃料フィルタを付けます。


この写真は、センサを取り付けてから数週間したモノです。
右側がインマニです。フィルタが仕事していることがわかります。
ちなみに最初このシリコンチューブを使ってましたが、ヨワヨワなのでオススメしません。

車に設置した図
センサから配線を引っ張るのが大変です。
私の車はMRですので、エンジンが遠く、面倒い。

測定範囲は-100kPa~0kPa
ボタンを押すと単位をmbar、kPa、mmHgに切り替えられます。
下のバーグラフはフルスケールを-100kPaとしています(確か)。

電圧も見ているので、おまけ機能として、
始動時の最低電圧と簡単な電圧のグラフを表示してみました。
下の動画を見ていただければわかると思います。

ライト付けたらディスプレイを暗くするようにしました。
有機ELモジュールの昇圧回路を切るように指示すれば良いです。

ピーピー鳴ってるのはETCとシートベルト警告音です。
まともな動画とプログラムは、気が向いたら挙げます。

有機ELモジュールの応答速度が速いので、なかなかキビキビ動いて楽しいです。


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