2012年2月17日金曜日

音速疑惑

もう今期のレールガン記事は書かないだろうと思っていましたが、
書かざるを得ない事実が発覚したので書くことにしました。


まずこの写真を見てください。






動画を見た方ならわかると思います。 2回目の実験時の映像です。


ここに非常に重大な問題があったのです。


振り子を見てください。 とても大きく振れているのが分かります。
そして、もっと大事なのは振り子の位置、これは振り子が頂点に来た時の映像です。


振り子を吊り下げている逆U字の柱よりも高く振れています。


この時点で既に問題なのです。


この柱は、約400mmの高さがあります。振り子の所定位置は65mmです。


つまり、330mm以上振り上がったことになります。


前に言った200mmを大幅に超えています。


これをもとに計算すると、これだけで初速は220m/sになります。


さらに、木の変形及び回転エネルギー分を加えれば、250m/sはあったことになります。


250m/sで計算した場合、変換効率は0.17%となります。
効率はかなり向上していたことになります。


ここまで来るとある一つの疑問が浮上します。


それが、音速超え疑惑です。


動画中では分かりずらいと思いますが、この時の発射音は、通常よりも大きく、かつ長く響いていました。


この時、家の中にいた父親に音の事を聞くと、「いつもより大きくて長い音がした」


との発言がありました。


もしや音速突破による衝撃波のせいではないのか?と今は考えています。


仮に音速を超えたとすると、この時の温度は5°程で、音速は334m/s
弾速が340m/sであったとすると、出力約29J エネルギー変換効率は0.31%にもなります。


3回目の実験で、満水の缶が裂けたのも納得がいく数値です。
ただこれは推測なので、本当なのかは不明です。


…これはもう少し調査する必要がありそうです。 なにか分かったら、また報告します


2012/2/19 追記
分析の結果、音速を超えていたことがほぼ確実となりました。

0 件のコメント:

コメントを投稿