2014年7月10日木曜日

HP ML110 G7の爆音ファンを静音化

お久しぶりです。bwsです。
今回は電子工作&PCネタです。NTT-Xなどで格安サーバとして売られていたML110 G7の静音化をしてみます。
最初はそれほどうるさくないと思っていたものの一度温度が上がって高回転になると回転数が落ちないような感じ。それもかなりうるさくて生活する部屋には置いておきたくないレベル。
普通のPCであれば3ピンか4ピンのアレをつなぎ替えれば交換できますがML110 G7はサーバ機なので特殊仕様。2x3の6ピンになってます。

今回はテストということで3つあるファン(フロント、リア、CPUクーラー)のうち一番うるさいっぽいリアのファンを改造してみます。
これが問題のファン。

コネクタはこんな感じ。

他のサイトなどでも紹介されていますが黒(GND)2本、黄(Vcc)、青(PWM)、緑(回転検出)の5本です。
回転検出用の緑のラインは回転パルスではなく、ファンが回転しているときはGNDに落ちる仕様になってます。データシートではオープンコレクタになってるように書いてある。
ちなみにこの回転検知がGNDに落ちてないとエラー吐いて起動しません。

とりあえずこのファンをそのまま使いつつ静音化したいので手動でDuty設定できて、正常起動するようにしようということで回路構成としては
・TL494でPWM発振回路
・緑をGNDに落とす
回転検出ピンはファンが回転していればもちろんそのままで問題ないわけですが、手動でDutyいじってる時に間違えて回転が止まっても大丈夫なようにGNDに落としておきます。
PWMは30kHzぐらいまでいけるっぽいのと純正が24kHzらしいのでそれぐらいの周波数にするために494のCtは0.01uFとRtは4.7kΩにしてみたところちょうどいい感じに27kHzになりました。

完成したのがこちら。

部品的にはボリューム、抵抗1本、セラコン1個、電解1個、494が1個という超シンプルな回路に。
これをファンのコネクタとファンの間に入れます。
ファン側の緑(回転検知)は開放、コネクタ側の青(PWM)も開放。494からのPWM出力をファン側の青(PWM入力)につないで、コネクタ側の緑(回転検知)をGNDに落とす。

そして設置
before

after
ボリュームで回転数を結構落としてみるとかなり静かに。でもフロントがまだうるさい。とりあえずそこそこ効果はあるけど全てのファンをやらないと静かなPCとは言えないレベルかも。
改造するときは自己責任で!ショートしないように気をつけましょう(^^)v

0 件のコメント:

コメントを投稿