2014年11月21日金曜日

安定化電源装置について

どうもこんにちは FET_EL です 

記事を書くのもなかなか久しぶりになりました。
最近は大学での研究室が忙しくなり、なかなか作業ができない状況です。

 今回はタイトルにあるように電源装置について書きたいと思います。
最近中古、不動品の電源装置を2台入手しました。その修理や中身について紹介します。

こちらがその電源装置です ↓

仕様としては 600V1Aの菊水の物でもちろんですが動きません。
次に...
こちらの電源装置  もちろん不動品...


メーカーは同じく菊水の物になります 仕様は110V10Aというモノで、個人で実験等の電源に使用するには、なかなかゴツイ仕様でしょう。

初めに600Vの方から直していきますが、 ここで私、電源を目の前に興奮してしまい、写真を撮り忘れるという事態になり、写真がありません...
ともあれ、とりあえず電源を入れてみると、通電はするようですが直ぐにブレーカが作動し電源をカットするという動作をおこなったため、故障個所を発見するため、
電源から追いトランス>整流>位相制御>平滑>レギュレータ>平滑>出力 のように各部位を調べていくことにしました。(写真があれば...

結果どうも平滑と位相制御回路部分い問題があるということが判明しました。
故障個所と思われる部分の写真↓
中央上よりにあるボルトのような金属部品が 整流と位相制御を行っている部位です。DCが切れるフューズおおきです...
サイリスタとダイオードによりブリッジ回路が組まれています。素子は1200V3A程度の部品です。
結果この部分のダイオードが 導通したままになっていることが判明、しかし部品交換をするにも1200V耐圧のダイオードは手持ちがありませんので間に合わせとして、600V耐圧のブリッジダイオードを2回路分使用することにより代用しました。 
高い電圧の電源装置はこういった部品を使用していることが厄介です^^;
 後日デジットにて1300V3Aのダイオードを50円ぐらいで発見しましたのでその耐電流、電圧共に十分なので交換を行いました。現在では 電源の調整も終わり、 元気に動いております。ただし元は古い電源装置でありますから少しノイズが気になるところです。(今後改造でしょうか..?


次に一方の電源です。
110V10Aというスペックで テスラコイルの駆動電源として使おうと考えています。
ことらも電源が入るのですがブレーカーが落ちるので、内部で短絡しているようです。また内部の破損状況がかなりヒドくメータや内部部品がへし折れている等、正直ジャンク状態でほとんどの部品取のような安定化電源でした。(普通なら 直す前に部品取りしてしまうでしょう
ただ、このような物を直し、破損部分も丁寧に補修してあるのも一つの醍醐味だと私は思います。ので直していきます。
前回の電源装置のようにこの電源装置にも整流回路と位相制御回路が入っています。のでそこを初めにチェックをして行ったところ なんと ビンゴでした。
左下に見える物が整流と位相制御回路になります。
早速部品を交換.. 動作電圧が低いために代用部品もすぐに見つかりました。
一部のコンデンサもパンクしていたので交換をおこないました。
そして... 何と言っても破損修理がなかなか手をやきました。パネル割れは接着剤でくっ付けた後に耐水ペーパで水ヤスリがけを行いきれいに 内部の埃汚れも豪快に水洗いを行い綺麗にしてやります。(じつは上の写真 水洗い後です。

掃除前の 電源装置内部の写真↓ 
ヨこれがひどいです 触ると手が真っ黒になります。  (ちなみにこの状態で届きました

清掃後の電源装置↓
綺麗になり、トランスのコイルが輝いています。

実は -ほぼ同スペックの電源をすでに持っているのですが、コンデンサイントップ型突入電力があり、良くないのですがこのモデルはチョークイントップ型で突入電流が少なく設計されているため、電源に負担があまりかからないようです。

 ともあれこれで 修理と清掃が完了し、使える状態まで持っていくことが出来ました。ポテンションメータ等も交換しているため、意外と修理に費用が掛かっているのはココだけの話...

私の部屋の電源装置がこれでさらに増え確実に圧迫してきています。
皆様も電気の元でもある電源を導入して電子工作を充実させましょう!







関係ない話ですが、きょうは鍋をします。 具材は...

0 件のコメント:

コメントを投稿